「骨盤歪み」は美容や健康の大敵
体の中心部にあって上半身を支える土台と言える骨盤は、下半身の主軸でもあり上半身と下半身とをつなぐ役割も担うとても重要な存在です。
その為に、骨盤歪みは体の様々な部分に影響を与えて美容や健康の大敵になってしまうのです。
では、具体的にどのような影響があるのでしょう。
骨盤が歪むとどうしても体の重心がずれてしまって、ある一方に偏った負担がかかってしまいます。
それにより血行が滞って心臓に十分な血液が戻らなくなったり、血液が末端まで十分に届けられなくなったりして、女性特有の冷えやむくみの原因になってしまいます。
そして、この冷えによって内臓も冷えてしまい肌荒れやお肌のバリア機能が低下してしまいますし、ホルモンの分泌も悪くなって自律神経が乱れてしまいます。
このように悪循環を招いて体調が悪化の一途を辿ってしまう結果になるのです。
さらに本来あるべき場所に骨がないために、その空間を埋めようと過剰に脂肪が蓄積されてしまい肥満の原因につながってしまうのです。
しかし、骨盤や体の歪みは自分ではなかなか分かることができません。
ですから、靴の減り方が左右で違う・真っ直ぐ立っていても歪んでいる・腕を上にして背中で組むと組みにくい・仰向けに寝た時に足の裏が左右別の角度に傾く・左右どちらかの足が太いと言った項目がある時は骨盤の歪みを疑いましょう。
また女性ホルモンの影響で男性よりも女性方が骨盤は動きやすいと言われていますし、ハイヒールなどによる体への負担やバッグを同じ方向に持つ行為なども骨盤の歪みに影響します。
これらのことを考えて思い当たる場合は、骨盤歪みを積極的に解消するように心がけることをおすすめします。
日常生活の中で何気なく行っている行動が影響していることも多いので、骨盤の歪みを防ぐためには生活習慣を見直してみることが大事です。
特に姿勢に関しては見直すことが大切で、正しい姿勢を心がけるようにしましょう。
また長時間座る時に足を組むと骨盤が歪みやすくなってしまうので、意識的に足を組まないよう注意することが必要です。
腹筋が弱くなると骨を支えられず骨盤の歪みつながるので、腹筋を鍛えて筋肉が骨盤を支えるようにしましょう。
ただ、腹筋を鍛えると言ってもウェイトトレーニングなどをする必要はなく、背筋を伸ばして歩いたり腹式呼吸でお腹に力を入れたりしてインナーマッスルを鍛えることです。
日頃から腹筋を意識することで筋肉が鍛えられて骨盤を支えることができるようになります。
それからヨガやピラティスで集中ケアしたり、プロの指導の下でストレッチをしたりするのも効果的です。
このように骨盤の歪みを防ぐための方法はいくつかありますが、整体院や整骨院で治療を受けて骨盤歪みを解消するのもおすすめです。
骨盤の歪みを解消すれば体の不調や悩みをはじめ、お肌のトラブルなど美容面の不調も解消することができます。
積極的に骨盤の歪みをケアすることは、健康でいつも美しくいるために必要なことと認識して、正しいケアを心がけましょう。